一般的に主婦がパートで働く場合、旦那さんの扶養から外れない範囲で働くケースが多くなっています。扶養から外れると年金や健康保険料の支払い義務が生じて手取り金額がガクッと減ってしまうため、収入を調整する方が多いのです。
ただこの調整、長い目で見ると良いとは言えません。それはなぜでしょうか?
- 扶養の範囲では将来もらえる年金額が少ない
- 障害になったときは多くの給付金がもらえる
- 会社が保険料の半分を支給してくれる
- 傷病手当金や出産手当金が多くもらえる
- 差し引かれた年金の掛け金は控除してもらえる
- 長い目でみると扶養の範囲内での仕事は損する可能性大
- 好きな時間で働ける主婦パートの募集が多いバイトル
- まとめ
扶養の範囲では将来もらえる年金額が少ない
旦那さんの扶養になれば、国民年金の掛け金を支払う必要はありません。国民年金の掛け金は年間約20万円なので、その分丸々お得なわけですね。年間20万円となるとかなりの金額ですので、このお金が浮くのは本当に嬉しい限り。ところが実際に65歳を過ぎて年金が受給できるとなったとき、旦那さんの扶養だった方は毎月どれだけの年金がもらえるのでしょうか?
平均的な国民年金の受給額は、一か月に約5万5千円です。この受給額は毎年減少しているので、将来5万5千円もらえる保証はありません。心もとないと思いませんか?
障害になったときは多くの給付金がもらえる
会社員の場合、厚生年金に加入することになります。この厚生年金、じつはかなりすごいんです。
もし何らかの病気やケガで障害者になってしまった場合に障害年金が支給されますが、厚生年金に加入していれば障害基礎年金のほかにも障害厚生年金も支給される仕組みです。等級も1級・2級だけではなく3級もあるため、障害年金が受け取れる可能性もアップ。もしものときにはとても心強い制度です。
会社が保険料の半分を支給してくれる
国民年金や国民健康保険や厚生年金の掛け金は本人が全額負担するのが基本です。この掛け金がかなり痛いのですが、会社員の場合、厚生年金と健康保険の掛け金は「半分は会社が負担」してくれるんです。これはかなりお得。
本来毎月4万円の掛け金が必要なところ、2万円で済んでしまうのですから節約になっています。「毎月2万円も引かれるなんて嫌だ」と思うかもしれませんが、厚生年金の場合、将来もらえる年金額が大きいので結果的にお得。
傷病手当金や出産手当金が多くもらえる
社会保険にきちんと加入しておくと、もしもの時に安心できます。ケガや病気などが原因で会社を4日以上お休みしなければならないときは、傷病手当が支給されます。4日目以降のお休みに対して支給されるので、長期間仕事を休まなければならないときは本当に助かりますね。
出産手当金も支給されるので、これから出産を考えている方にとっても有利。社会保険に加入することはかなりメリットがあるのです。
差し引かれた年金の掛け金は控除してもらえる
厚生年金や健康保険のために掛けたお金、これは全額給与所得から控除してもらえます。だから結果的に節税になるわけです。厚生年金や健康保険の掛け金は確かにもったいない気がしますが、将来のことを考えると「もったいない」とは言えなくなります。
長い目でみると扶養の範囲内での仕事は損する可能性大
今は旦那さんの扶養に入れば、社会保険の掛け金は全額免除になっています。けれど少子高齢化で日本の財政はかなり逼迫しており、将来は収入ゼロの専業主婦が自力で社会保険のお金を支払わなければならない時代が来るかもしれません。
長い目で見ると扶養の範囲で仕事をしていることが「お得」にはならない時代が来るかもしれません。
好きな時間で働ける主婦パートの募集が多いバイトル
いっぱい働きたい主婦も無理なく働きたい主婦もバイトルがおすすめです。バイトルなら掲載数が多く、主婦歓迎特集ページもあり、さらに新着求人もわかりやすく表示されています。
まとめ
社会保険に加入すると毎月掛け金を引かれますが、その分手厚い保障が期待できます。どのように働いていくのがベストなのか、家族と一緒に話し合うと良いかもしれません。